「親の介護をスムーズにするために脱毛を考えている」
「親の介護をしていたら、自分の老後も考えて脱毛しようか迷ってきた」
現代では、女性だけでなく、男性の方で脱毛をしてくる方も増えてきました。
ほとんどの方は見た目の清潔感や自己処理をなくすために脱毛しますが、近年注目されてきているものの一つに「介護脱毛」があります。
誰しもが年を取り、いずれは人の手を借りないと生きてはいられなくなります。
そのとき、お世話をしてくれる身内の方やホームヘルパーなどの方の負担をちょっとでも減らしてあげるためにも「介護脱毛」は大切です。
実際、ぼくの母親は10年以上ホームヘルパーの経験があります。
そのため、今回はぼくの母親に「ホームヘルパーの本音」を語ってもらいました。
ご自身の親御さん、またはあなた自身の「介護脱毛」を考えている方はチェックしてみてくださいね。
【そもそも介護脱毛って?】
介護脱毛=VIO(アンダーヘア)脱毛
介護脱毛は、主にVIO(アンダーヘア)の脱毛のことを意味します。
まずは位置を画像で確認してみましょう。
※上記の画像はVラインです。
※上記の画像はIラインです。
※上記の画像はOラインです。
アンダーヘアが長いと排泄するときに不衛生になり、さまざまな肌トラブルや感染症を招く危険があります。
また、便失禁などをしてオムツ交換をしてもらうときに、OラインやIラインに毛があると、便がついてしまい、介護する側が拭き取りにくくなってしまいます。
さらに、体を拭いてもらうときなども、アンダーヘアがないほうがヘルパー側は断然拭き取りやすいようです。
そのため、介護脱毛を考えている方は主に「VIO脱毛」を検討すれば大丈夫です。
【ホームヘルパーに聞いた!】
介護脱毛のメリット・デメリット
実際、うちの母が介護をしているときに、キレイに脱毛している男性・女性も結構多いようです。
そうすると、やはり介護もしやすいとのこと…。
そこで、実際に介護脱毛をするとどんなメリット・デメリットがあるのかを見ていきましょう。
介護脱毛のメリット
介護脱毛のメリットは主に以下のとおりです。
・衛生的に良くなる
(肌トラブルや感染症を防ぐ)
・トイレなどの処理がラクになる
(特にお尻を拭くときなど)
・ムレやかゆみが解消する
・介護する側の負担を減らす
やはり最大のメリットは衛生的に良くなり、肌トラブルや感染症などを未然に防ぐことができることです。
あとは、実際にVIO脱毛してみるとわかりますが、排便した後のお尻を拭くときに楽になったり、生活しているなかで陰部にかゆみやムレを感じなくなります。
また、オムツ交換や体を拭く介護側の負担を減らすこともできます。
介護脱毛のデメリット
介護脱毛のデメリットは主に以下のとおりです。
・費用がかかる
・脱毛効果を得るまでに時間がかかる
※毛量・毛質など個人差による
・VIO脱毛が恥ずかしいと感じる方もいる
まず、脱毛となると費用がかかります。
医療脱毛のクリニックであれば、5回セットで約10万円程度、脱毛サロンであれば5回セットで5万円~7万円程度はかかります。
また、脱毛効果が現れるまでの時間は毛量・毛質により個人差と脱毛方法にもよりますが、だいだい2~3ヶ月、完全ツルツルなら4~6ヶ月ほどはかかります。
加えて、特に男性の場合はVIO脱毛はまだ抵抗があると感じる方も多くいらっしゃると思います。
【データで見る!】
年齢別にみる脱毛の割合と介護脱毛の実態
ここでは、リゼクリニックのデータをもとに、現在の脱毛施術を受けている方々の割合について見てみましょう。
45歳以上の男女の患者数は15.06倍とUP!

脱毛クリニックで有名なリゼクリニックの場合、2010年から2018年にかけて、45歳以上の男女の患者数が15.06倍と右肩上がりに伸びており、今現在もその来院者数は増え続けています。
「介護脱毛希望」の男性は約35%

「ご自身は将来の介護に備え、『介護脱毛』をしておきたいと思いますか?」という質問では、「必ずしたい/脱毛済み」が5.5%、「はい、できればしたい」が29.1%となっており、合計約35%となっています。
これは今後も増加していくと思います。
「介護の時に最も見られたくない部位は局部」

自分の意志で自由に動ける40代~50代のうちはまだ先のことのように感じるかもしれませんが、60歳以上になり、徐々に体が動かなくなり、ベッドで寝たきりになったりすると、おむつを着用した状態で排泄することになります。
そうするとと、おむつの中は尿や便でいっぱいになります、どうしても介護ヘルパーの方に見られることになります。
リゼクリニックのアンケートでも、40代~50代以上の女性の8割が「介護の時に最も見られたくない部位は局部」と答えています。
デリケートゾーンに排泄物が残るとそこから炎症を起こし、感染症にかかってしまうため、介護士は局部の状態をしっかりと確認する必要があります。
【脱毛するならなるべく早めに!】
白髪になると脱毛しにくくなる
ここまでを踏まえて、脱毛をしようと少しでも心が動いたら、なるべく早い段階でクリニック、またはサロンに足を運びましょう。
ちょっと話が逸れますが、脱毛には主に以下の3つの方法があります。
◯医療レーザー脱毛
◯光脱毛(フラッシュ脱毛)
◯ニードル脱毛
アンダーヘアは髪の毛と一緒で白髪になります。
白髪になる要因はさまざまですが、基本的には老化、あとは日々のストレスなども影響してきます。
問題は、白髪になると医療レーザーや光脱毛(フラッシュ脱毛)などでは脱毛できなくなることです。
基本的にこれらの脱毛法は、黒いもの(メラニン)に反応するので、白髪には反応しません。
つまり、医療レーザー脱毛や光脱毛では白髪を脱毛することはできません。
そうなると、残すはニードル脱毛です。
ニードル脱毛は、細い針を用いて毛穴一つ一つにアプローチする方法で、白髪でも脱毛できます。
ただ、ニードル脱毛は「費用がかなり高い」「時間がかかる」「痛みがめちゃめちゃ強い」という3つの欠点があります。
そのため、脱毛するなら、医療レーザー脱毛、または光脱毛がオススメです。
そのためには、毛が白髪になる前でないといけないので、脱毛するなら早めがいいです。
特に40代になったら、脱毛するならできるだけ早めにしましょう。
【クリニックとサロンどっちがいい?】
医療提携&SHR方式の脱毛サロンが一押し!
クリニック・サロンのどちらがいいかということですが、ぼく自身、いろいろなクリニック・脱毛サロンを取材した結果、現時点では、
「医療提携のある、SHR方式を用いた脱毛サロン」
がオススメです。
医療機関と提携があるかどうか
脱毛サロンはクリニックとちがって医療機関ではないため、万が一肌トラブルが起きても、診断したり、薬を処方したりできません。
ただ、脱毛サロンのなかには医療機関と提携しているクリニックがありますので、そこを選べばOKです。
SHR方式を用いた脱毛サロン
SHR方式は「肌にやさしい脱毛法」とされており、痛みを少なくしつつ、一般的な光脱毛よりも強いパワーで照射できます。
そのため、効果を実感するまでの期間もスピーディーです。
また、医療脱毛とちがって毛周期に関係なく脱毛できるので、短期間で仕上げたい方にもピッタリです。
(医療脱毛だと最低1年~2年かかりますが、SHR方式の光脱毛だと最短半年でツルツルになります)
SHR脱毛はSuper Hair Removal(スーパーヘアリムーバル)の略です。
SHR脱毛は、毛根部よりも浅い場所にある「バルジ領域」にダメージを与えることで抑毛します。

SHR方式では、弱いエネルギーを連続的に照射して、毛包に熱をためていくため、痛みはほぼなく、温かさを感じる程度です。
ちなみに、この方法は熱を溜めるので、「蓄熱式脱毛」とも呼ばれています。
SHR脱毛は毛周期に関係なく短いスパンで脱毛に通うことができるので、短期間で処理したい方にはおすすめです。
また、広範囲にじわじわと熱を与えるので、痛みが少ないのがメリットです。
【部分的に脱毛するのもオススメ!】
Vラインは部分的、I・Oラインはツルツルに!
アンダーヘアの脱毛にどうしても抵抗があるという男性は、部分的に残す「デザイン脱毛」もできるので、ご安心ください。
個人的には、Iライン・Oラインに関しては毛の存在意義がなく、ツルツルでもまったく問題ないので、完全に脱毛することをオススメします。
一方で、陰毛があるVラインに関しては、ツルツルに抵抗がある方もいると思うので、部分的に残したり、形を整えたりするのもオススメです。
さいごに
ここまで、介護脱毛についてお伝えしてきました。
男女かかわらず、介護脱毛の需要は今後増え、マナーとして当たり前になってくると思います。
また、VIO脱毛は早い時期だからこそ、得られるメリットもあります。
そのため、迷っている方はこれを機に脱毛してみることをおすすめします。