シミ・そばかす

男性の顔にできた青あざの原因と治し方・治療法をわかりやすく解説!

目のまわりに青アザみたいなものが出てきた…

青色、灰色、茶色などの斑点が集まったようなものがまだらにできている

このような症状が見られる方は

太田母斑(おおたぼはん)

または、

ADM(後天性メラノサイト-シス)

可能性が高いです。

これは、色素性疾患と言われるものの一つで、ホームケアで治すことは残念ながらできません。

でも、美容皮膚科クリニックレーザー治療を受ければ、きれいに治したり、目立たなくしたりすることは可能なのでご安心ください。

そこで、今回は太田母斑やADMになる原因やその治療方法について、わかりやすく解説していきます。

また、この記事は以下の医師によって監修されています。

【この記事の監修医師】プレシャスクリニック自由が丘 院長
清水 祐紀(しみず ゆうき)

1984年昭和大学医学部を卒業。その後、形成外科名門である昭和大学医学部形成外科で形成外科専門医を取得。日立総合病院で、形成外科医長を歴任後、1995年昭和大学病院形成外科病棟医長、医局長を経て、1998年より講師、2005年に准教授に就任。2017年4月、プレシャスクリック自由が丘の院長に就任。

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【”太田母斑”・”ADM”って?】
目の周辺に現れる青アザの一種

【出典】成山ひだまりクリニック

【出典】しむら皮膚科クリニック

太田母斑(おおたぼはん)ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)が同じ疾患であるかどうかはむずかしいですが、青アザの現象が見られやすい点は共通しています。

また、医師は青アザができた時期やそのなどによって診断します。

(いつごろからでき始めたか、その年齢だけでもしっかりとメモしておきましょう。)

ここでは、それぞれの疾患の特徴についてみていきましょう。

太田母斑(おおたぼはん)の特徴

太田母斑(おおたぼはん)とは、、特に眼球にあらわれやすい青あざの一種です。

太田母斑1歳までに発症することが多いと言われていますが、思春期以降に現れることもあり、日本人を含むアジア人に多いと報告されています。

また、多くが片側にできる「片側性」で、典型的なものは青色をしていますが、なかには茶色のものもあります。

この太田母斑は、真皮内のメラニン細胞が原因とされています。

正常では、真皮内にメラニン細胞はありませんが、太田母斑では、これが認められています。

また、太田母斑では顔面のあざ以外にも眼球の白眼に当たる部分に色素が現れることがあり、これを眼球メラノーシスといいます。

ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)の特徴

【出典】SSクリニック

ADMは、「後天性真皮メラノサイトーシス」「遅発性両側性太田母斑様色素斑」とも言われます。

ADMも、メラニンという色素を産生するメラノサイトの増殖肌の奥の層(基底層)の色素沈着が原因とされています。

また、ADMは、太田母斑とはちがって思春期以前に発生することはほとんどなく、10歳代後半から20歳代、平均25歳前後で発生することが多いです。

加えて、太田母斑とはちがって、左右両側の頬にできることが多いです。

茶~灰褐色の小さな色素斑が額や頬、鼻の先の左右の両端部分にまばらにできます。

太田母斑より色は単一であることが多く、青色よりも褐色(茶色っぽい色)が強いです。

また、

【どんな形・タイプがあるの?】
太田母斑の症状レベルとタイプ

太田母斑の症状は以下のように分けられることがあります。


【出典】はなふさ皮膚科

Ⅰ型:軽度型

軽症型は他に比べて、バリエーションが多く4タイプに分類されます。

①眼窩(がんか)型

右か左の目の周りにだけアザができるタイプです。

②頬骨型

右か左の頬骨上に三日月上の褐色のあざが見られ、最も太田母斑だと気づかれにくいタイプとされています。

③前額(ゼンガク)型

右か左の眉の上にのみアザがみられるタイプです。

④鼻翼型

鼻の穴の横にだけあざが見られるタイプです。

Ⅱ型:中等度型

中等度型では、左右のどちらかの目の周囲に色素斑が見られる状態を指します。

Ⅲ型:高度型

左右のどちらかの目の周囲から頬、額にかけて色素斑がみられる状態を指します。

【どうやったら治せる?】
レーザーが最も効果的な治療法

太田母斑ADMに対しては、主に以下の2つのQスイッチレーザー治療が適しています。

Qスイッチルビーレーザー

Qスイッチアレキサンドライトレーザー

以下では、

太田母斑に対してのレーザー治療の簡単な仕組み

施術についての概要
(治療回数、費用など)

の2つについて、わかりやすく解説します。

レーザー治療の仕組み

【出典】株式会社ジェイメック

スイッチレーザーを用いると、以下の3つのステップを踏んで、太田母斑を治療することができます。

①レーザーが色素に吸収される

まず、高いパワーのレーザー色素に吸収されます

②衝撃波による色紙を分解

レーザー照射の衝撃波によって色素が粉砕され、メラノソームが破壊されます。

③貪食作用で色素が除去される

レーザー照射によって破壊されたメラノソームが、マクロファージ(白血球の一種)によって貪食(どんしょく※)され、少しずつ除去されていきます。

(そのため、治療後、色素沈着が薄れていくのに3~6ヶ月かかると言われています。)

※貪食作用:白血球という細胞が細菌や異物を細胞の中にとり込んで溶かす作用のこと。

レーザー治療の概要

スイッチ付きレーザーの一部は保険適用され、痕も残さず治療することが可能なので、推奨されています。

(保険適用についてはクリニックや皮膚科で前もって確認するようにしましょう。)

施術のときは眼球を保護(コンタクトシェル)して、照射をします。

また、無麻酔でも可能ですが、太田母斑の場合、広範囲の照射に及ぶことが多く、痛みも強いです。

ですので、痛みが不安な方などは麻酔クリームなどで麻酔してもらうようにしましょう。

照射直後は、照射部分が白くなり、皮膚が剥がれる(表皮剥離)が見られることがありますが、基本的に3~4日で薄い膜のようなものを形成し、徐々に回復します。

その後、1ヶ月くらいまでは色素沈着が一時的に濃くなりますが、3~6ヶ月かけて徐々に薄くなっていきます。

また、レーザーを追加で照射するかどうかは医師の判断によりますが、短期間で何回も照射するというよりは3ヶ月以上の間隔をあけたほうがいいと言われています。

実際は、数回の治療で十分な効果が得られますが、その点については医師の方と相談するようにしましょう。

費用に関しては保険が何割負担か、また、照射面積にもよるので、最初のカウンセリングや診察の際に聞いて見るようにしましょう。

さいごに

ここまで太田母斑ADM原因やその治療法についてご紹介してきました。

これらの疾患はホームケアではどうにもすることができません。

でも、皮膚科やクリニックでレーザー治療を適切に受けることができれば、目立なくしたり、きれいにしたりすることができます。

そのため、治らないものでは決してないのでご安心ください。

太田母斑かADMか

治療回数はどのくらいか

保険適用がされるかどうか

などは、足を運んだ皮膚科やクリニックの初診カウンセリングを通して前もって聞いてみるようにしましょう。