薄毛・AGA

20~30代の男性の薄毛・AGAの2つの原因と改善すべき生活習慣

最近つむじあたりが薄くなってきたする…

頭頂部の髪の量が減ってきた…?

薄毛を気にする男性は年々増えています。

(ぼくも20代ですが、日々ドライヤーをした後に写真をとってチェックしています…)

また、男性の薄毛のほとんどが「男性型脱毛症(AGA)」と考えられます。

薄毛・AGAの直接的な原因は「遺伝」と「男性ホルモン」ですが、日々の食事やストレス、睡眠なども大きく影響しているので、20代~30代でも薄毛になる可能性は十分にあります。

(もちろん、年齢とともに薄毛も進行していきます。)

さらに、薄毛が進行すると、あなたの精神的に”QOL(生活の質)“を悪くしてしまうことも…。

(少しでも薄毛が気になると、いっきにうつ状態に近くなりますよね…)

そこで、今回は20~30代のこれから未来があるあなたが薄毛をこれ以上進行させないために知っておくべき、

薄毛・AGAの原因

進行させないための対策

の2つについて、わかりやすく解説していきます。

また、この記事は以下の医師によって監修されています。

【この記事の監修医師】プレシャスクリニック自由が丘 院長
清水 祐紀(しみず ゆうき)

1984年昭和大学医学部を卒業。その後、形成外科名門である昭和大学医学部形成外科で形成外科専門医を取得。日立総合病院で、形成外科医長を歴任後、1995年昭和大学病院形成外科病棟医長、医局長を経て、1998年より講師、2005年に准教授に就任。2017年4月、プレシャスクリック自由が丘の院長に就任。

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【男性の薄毛の直接的な原因って…?】
2大要因は「遺伝」と「男性ホルモン」

現在に至るまでのさまざまな研究から男性の薄毛・AGAの原因は、大きく分けて以下の2つであることがわかっています。

男性ホルモン

遺伝

遺伝に関してはシンプルで、家系にまったくAGAがいない人は男性型脱毛症になることはありませんが、薄毛の人がご家族にいればAGAになる可能性は高くなります。

(ただ、遺伝に関しては、どうすることもできません…。)

そして、もう一つポイントとなるのが「男性ホルモン」です。

薄毛になる過程では、必ず男性ホルモンが何らかの形で働いています。

また、幸いなことに、現在に至るまでのさまざまな研究で

男性ホルモンがどのようにかかわっているのか

が科学的に解明されています。

現在に至るまでのさまざまな研究から、「男性ホルモン」は髪の毛を薄くする一方で、体毛やヒゲを濃くすることが明らかになっています。

(どうして髪の毛を薄くする働きがあるのか、怒りを覚えますよね…。)

つまり、男性ホルモンは部位によって働き方がちがうのです。

そもそも、毛髪は以下のように「成長期」「退行期」「休止期」という一定のサイクルを通して、毛が成長したり、抜けたりしています。

そして、男性ホルモンは、この毛髪の周期と成長を阻害することがわかってきました。

毛髪の1本1本は以下の図のようになっており、それぞれ「毛母細胞」と「毛乳頭」というものがあります。

そして、髪の毛はこの2つの細胞が相互作用することで成長します。

そこに深くかかわってくるのが、男性ホルモンの一種である「テストステロン()」という物質です。

※テストステロンは比較的弱い男性ホルモンです。

このテストステロンが血液を巡って毛乳頭の細胞の中に入ると、「5α還元酵素()」によって「ジヒドロテストステロン(以下、DHT)」という強力なホルモンに変化します。

※「5α還元酵素」にはⅠ型とⅡ型があり、薄毛やAGAに関わるのはⅡ型とわかっています。

その後、そのDHTが細胞内ですぐに特定の受容体()と結合すると、髪の毛の発育を抑制するシグナルが出され、薄毛につながっていきます。

※特定の受容体とは「アンドロゲン受容体」のことです。

ちなみに、最初に「遺伝」が影響することをお伝えしましたが、その遺伝はこの受容体とかかわっていることが明らかになっています。

(ただ、どんな仕組みになっているかはまだ明らかになっていません。)

そのため、一般的に言わているように、「帽子をかぶる」とか「毛穴が詰まる」とかは、基本的に薄毛やAGAと直接的な関係はありません。

ちなみにAGAは「Androgenetic atopecia」の略称で、

Andro」は「アンドロゲン(=男性ホルモン)」

genetic」は「遺伝

を意味しています。

(「atopecia」は「脱毛」を示す言葉です。)

つまり、AGAは「遺伝とホルモンによって生じる脱毛症」ということになります。

ここまでを踏まえて、直接的な原因は「遺伝」と「ホルモン」ですが、それ以外にも原因はあります。

また、それらの原因を改善することで、薄毛の進行をストップしたり、改善したりすることができます。

そのため、ここからは他の原因について詳しく見ていきましょう。

【生活習慣などにも原因が…?】
薄毛・AGAを悪化させる5つの原因

遺伝とホルモン以外に、不規則な生活習慣が薄毛の原因となる可能性もあります。

逆に、全身の健康にいいとされる生活習慣は毛髪にも良い影響を及ぼすとも考えられます。

日々の生活習慣のなかで、薄毛・AGAの原因になりうるものとしては以下の要因が挙げられます。

✓ 偏った食生活・食事制限のダイエット

✓ 睡眠不足・良質な睡眠が取れない

✓ 運動不足・運動の習慣がない

✓ 日々のストレスが溜まっている

✓ 頭皮を傷つける間違ったヘアケア

これらは独立したものではなく、ひとつが悪くなると、負のスパイラルに陥って、他の原因をどんどん招いていく可能性も…。

逆に、これらのポイントをしっかり意識することで、薄毛が悪化すること防ぐとともに、改善することもできます。

では、それぞれの要因についてもう少し詳しく見てみましょう。

✓ 偏った食生活・食事制限のダイエット

髪の毛を作り出している毛母細胞は全身の細胞の中でもトップクラスに分裂や増殖が盛んな細胞です。

そのため、いくつもの栄養素多くの酸素を必要とします。

ですが、最近では「手軽に・簡単に・安価に」手に入るコンビニ化した食習慣を送る男性が多く、そのような方は薄毛に必要な栄養も不足しがちです。

コンビニ弁当やカップラーメンはたしかにおいしいし、手間もかからないので、ついつい頼ってしまいますよね。

(一人暮らしをしているため、そのお気持ちはとてもわかります。)

ですが、コンビニの食習慣は、手軽に摂取できる分、栄養が不足していたり、偏ったりしています。

また、抗生物質や農薬、化学肥料などが多く使用されているものも中にはあります。

加工品に関しても、保存料防腐剤を大量に使って、保存が効くようにしています。

それを摂取しつづけることは、髪の毛にはもちろん、体全体にも有害です。

そのため、コンビニ化した食べ物は、栄養が偏り、かつ、保存料や防腐剤は消化・吸収・排泄の邪魔をするので、気をつけましょう。

また、白砂糖(甘いもの)の多い食習慣は、カルシウム不足や血糖値の急激な上下を引き起こします。

そうすると、血流が巡りにくくなり、体が冷えたり、毛にまで栄養が行き渡らないリスクをもたらします。

そのため、白砂糖が多いものも注意する必要があります。

また、急なダイエットや食事制限なども栄養不足を招き、薄毛に影響を与える危険があります。

食事制限をすると、短期的に体重は減ることが多いです。

ですが、食事制限を急に減らすと、人の体は少ない食事で生活できるように、生きていくのに必要なところに優先的に栄養を配分します。

そうなると、生きていくのに必要のない髪の毛に運ばれる栄養はな少なくなり、薄毛などにつながる危険があります。

そのため、急なダイエットや食事制限を避けるようにしましょう。

ちなみに、薄毛に効果的な食べ物やそのポイントなどについては以下の記事で詳しく解説しているので、薄毛を少しでもストップしたいと考えている方は、必ずチェックしてみてくださいね!

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✓ 睡眠不足・良質な睡眠が取れない

太くて長い髪の毛に育てるには「ホルモン」も大切になります。

そのなかでも特に重要視されているのが、「成長ホルモン」です。

この成長ホルモンは24時間放出されていますが、特に深い眠りに入った最初の3時間に最も多く増えます。

そのため、最低3時間の良質の睡眠も薄毛には必要になります。

ただ、もちろん、「だったら3時間だけ寝ればいい」というわけではありません。

短眠は、薄毛だけでなく、体や心にもマイナスの影響を与えるリスクがあります。

これを踏まえた睡眠と薄毛の関係や薄毛に効果的な睡眠のポイントなどについては以下の記事で詳しく解説しているので、「睡眠不足が続いている」「なかなか寝付けない」という場合はチェックしてみてくださいね!

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✓ 運動不足・運動の習慣がない

3つ目は運動不足です。

実は、運動は、AGA改善に効果的な方法のひとつです。

適度な運動をすることで、「テストステロン」「成長ホルモン」が分泌されます。

先程も解説したように、テストステロンは骨や筋肉を作ったり、男性としての活力を生み出す働きがあります。

一方で、成長ホルモンは髪を太く、長くする働きがあります。

また、「テストステロンは5αリダクターゼによって、DHTになるため、あまり分泌してほしくない」と思う方もいるかもしれませんが、心配はいりません。

なぜなら、運動によって増えるテストステロンより、運動によって増える成長ホルモンのほうが発毛の点では優位に立つことがわかっているからです。

より正確に説明すると、運動することによって、ストレスが緩和され、各種のホルモンバランスが改善します。

その結果、睡眠の質が高まり、髪に良い影響を与えてくれるのです、

そのため、適度な運動はAGAに効果的であることをしっかりと押さえておきましょう!

今日から始められる薄毛に効果的な具体的な運動メニューやポイントなどについては以下の記事で詳しく解説しているので、運動不足の方は必ずチェックしてみてくださいね!

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✓ 日々のストレスが溜まっている

ストレスは、”薄毛の最大の敵”と言われており、「食事」「睡眠」「運動」にも悪影響を与えるリスクがあります。

なかでも、ストレスは、“活性酸素”という「体内のサビ」を過剰につくる原因となります。

活性酸素が増えると、髪の毛をつくるための細胞の機能を低下させることにもつながります。

また、ストレスがずっとかかっていると、”交換神経“がずっと働き、活動的になり緊張状態が続きます。

そうすると、リラックス効果や血行を良くする役割のある”副交換神経“が働く時間が作れなくなり、髪の毛を育てる組織に血が巡らなくなります。

また、交感神経が優位に働き続けることで、熟睡できなかったり、疲れが取れなかったりすることにもつながります。

ただ、日々の生活のなかでストレスをゼロにすることはむずかしいです。

ですので、自分なりのストレス解消法をつくることが大切です。

ちなみに、ストレスが薄毛に与える影響やストレス発散のポイントについては以下の記事で詳しく解説しているので、ストレスが溜まっている人・溜まりやすい人は以下の記事を必ずチェックしてみてくださいね!

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✓ 頭皮を傷つける間違ったヘアケア

皮脂を摂りすぎるようなシャンプーや頭皮を傷つけるマッサージなどの”まちがったヘアケア”も薄毛やAGAの原因になりうると考えられます。

毛髪と頭皮の関係に関してはさまざまな研究がありますが、そのなかで注目されているもののひとつに「脂漏性皮膚炎」があります、

(脂漏性皮膚炎に伴う脱毛を「脂漏性脱毛症」といいます。)

この皮膚炎は、脂漏部位(皮脂の多いところ)に出現しやすく、頭皮に常に存在し、脂をこのむタイプのカビとして知られる”マラセチア“が大きく関わっているとされています。

そのため、AGAに合併する脂漏性皮膚炎には、皮脂が間接的に関わっているといえます。

また、最近実施された92組のAGAを有する双子の研究では、双子のうち”頭皮のフケがあるほうが男性型脱毛症が重症化している“ことがわかっています。

このことを踏まえると、頭皮を健康的に保っておくことは、薄毛やAGAにも間接的に大切だと考えられます。

そのため、パーマ剤やカラー剤など、頭皮に刺激を与えるリスクのあるものもなるべく避けたほうがいいでしょう。

また、それに加えて、皮脂を必要以上に取り除く、洗浄力の強いシャンプーや界面活性剤が多く含まれたシャンプー・トリートメントなども、薄毛やAGAの原因になりうる可能性があります。

以前「朝シャン」という言葉が流行りましたが、基本的にシャンプーは夜の1回で十分ですし、スーッとした爽快感のある男性用シャンプーも余計な成分が含まれていることが多いので避けるよにしましょう。

薄毛に効果的なシャンプー方法などについては以下の記事で詳しく解説しているので、正しいシャンプーや頭皮マッサージの方法など知らない方はこちらも必ずチェックしてみてくださいね!

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✓ 解熱剤・その他薬び服用習慣

高熱が出たときの解熱剤や普段何気なく飲んでいる薬に、薄毛やAGAの原因になったり、進行を促す可能性のある成分が含まれていることもあります。

もちろん、特定の病気を患っていて、医師から定期的に飲むように言われている場合は、しっかりとその指示に従うことが大切です。

ですが、医師からの処方ではなく、体調管理やメンテナンスのために習慣化して飲んでいる薬がある場合は、それが本当に必要なのか、薄毛やAGAを促すリスクのある成分が含まれていないかを確認するようにしましょう。

さいごに

ここまで、AGAや薄毛の原因について、研究から明らかになっているもの、また、そこから間接的に考えられるものについて、解説してきました。

さまざまな要因を解説してきましたが、そのなかでも、やはり「遺伝」と「男性ホルモン」の影響は大きいと考えれます。

遺伝に関してはどうにもできません。

そのため、日々の食事や睡眠、運動、ストレスなどの生活習慣を改善していくことが薄毛対策ではとても大切になってきます。

ただ、「男性ホルモン」に関してはミノキシジル(リアップ)」などの外用育毛剤やフィンステリド内服薬(プロペシア)などで対応する必要があります。

育毛剤や内服薬などによる薄毛・AGA治療の種類やそれぞれの効果・リスクについては以下の記事で詳しく解説しているので、「いちはやく薄毛を改善したい!」「これ以上悪化しないようにケアしたい…」方は必ず以下の記事もチェックしてみてくださいね!

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