薄毛・AGA

【タバコは薄毛・AGAを悪化させる!】ニコチンと一酸化炭素が原因!

「タバコと薄毛って関係あるの?」

「タバコを吸うと薄毛は進行する?」

さまざまな説が存在する「薄毛(AGA)のとタバコの原因説」

ただ、先に結論からお伝えすると、今のところ

”タバコ(喫煙)と薄毛(AGA)の関係ははっきりしていない”

というのが現状です。

とはいえ、タバコに含まれる成分やそれによる作用を考えると、少しでも薄毛を改善したいなら絶対に禁煙することをおすすめします。

なぜなら、タバコは抹消血流を低下させるため、供給できる酸素の量も減り、毛髪・毛根の栄養障害につながりリスクがあります。

また、その結果、の毛の発育障害にもつながります。

ちなみにタバコは一本でも血流障害が生じるので、量を減らして効果はありません。

そのため、薄毛や髪への影響を考えるなら「禁煙一択」です。

また、タバコは、頭皮を含めた皮膚の老化の2大原因のひとつでもあります。

(もう一つは「紫外線」です。)

ここまでを踏まえて薄毛に十分タバコが悪いことはおわかりいただけたと思いますが、以下ではタバコの成分海外の研究データなどを踏まえた上で、タバコが薄毛にどのような悪影響を与えるリスクがあるについて、より詳しく解説していきます。

また、この記事は以下の医師によって監修されています。

【この記事の監修医師】プレシャスクリニック自由が丘 院長
清水 祐紀(しみず ゆうき)

1984年昭和大学医学部を卒業。その後、形成外科名門である昭和大学医学部形成外科で形成外科専門医を取得。日立総合病院で、形成外科医長を歴任後、1995年昭和大学病院形成外科病棟医長、医局長を経て、1998年より講師、2005年に准教授に就任。2017年4月、プレシャスクリック自由が丘の院長に就任。

プレシャスクリニック自由が丘公式HPはこちら

【タバコはどうしてダメ?】
薄毛に悪影響をもたらす2つの成分

タバコと薄毛の関係については、まだハッキリしていないのが現状です。

ただ、タバコに含まれる以下の2つの成分は薄毛に悪影響を与えられると考えられます。

■ニコチン

■一酸化炭素

この2つの成分が薄毛にどんな悪影響を与えるのか、もう少し詳しく見てみましょう。

■「ニコチン」が及ぼす悪影響

ニコチンは薄毛に以下の2つの悪影響をもたらすとされています。

✓ 毛細血管が収縮

✓ ビタミンCを大量に消費

まず、タバコを吸うと、それに含まれているニコチンの作用によって毛細血管が収縮してしまうことがわかっています。

すると、髪の毛の成長に必要な栄養が行き渡らず、髪の毛の成長が遅れたり、髪の毛の成長を妨げたりして、結果的に髪の毛が抜け落ちてしまうと考えられます。

さらに、ニコチンは髪の生成に大切なビタミンCを破壊する作用もあります。

ビタミンCは髪の成長や頭皮環境の調整だけでなく、体にとって必要不可欠な栄養素です。

タバコ1本でビタミンC約25mg消費、1箱で500mgも消費するとされています。)

また、実はビタミンCだけではなく、ビタミンB群やビタミンEまで消費されます。

ですが、タバコを吸うことで、ビタミン類の栄養素が不足すると、髪の毛にも問題がでてくる可能性があります。

というのも、栄養は基本的に生命の維持に必要なところへ優先的に運ばれていきます。

生命の維持という点から考えると、髪の毛はあってもなくても死にはしません。

ですので、仮に栄養が不足した場合、髪の毛にそれらの栄養が十分に届けられる可能性は少なくなります。

そうすることで、髪の毛の成長が遅れたり、十分に成長するまえに抜けたりなどする可能性もあります。

■「一酸化炭素」が及ぼす悪影響

タバコに含まれる一酸化炭素は、血中のヘモグロビンと結びつきやすいため、頭皮の酸欠を招く原因になります。

さらに、“体のサビ”とも言われる「活性酸素」を発生させ、細胞を攻撃することになるので、薄毛の原因にもなります。

そのため、薄毛を気にしている方はタバコを極力避けることをおすすめします。

最近、喫煙者の間で愛用されている加熱式タバコいもニコチンは入っています。

そのため、巻きタバコよりは少ないですが、髪への悪影響はあります。

そのため、薄毛が気になる方は禁煙することをおすすめします。

【タバコは男性ホルモンを増やす?】
タバコと男性ホルモンの関係に関する研究

タバコと男性ホルモンの関係について解説する前に男性の薄毛。・AGAの根本的な原因についてしっかりと理解しておく必要があります。

現在に至るまでのさまざまな研究から男性の薄毛・AGAの原因は、大きく分けて以下の2つと考えられています。

◯男性ホルモン

◯遺伝

ちなみに、このこと初めて科学に実証したのが”ハミルトン”という研究者です。

1942年、ホルモン学を専攻していた”ハミルトン”は自らの薄毛・AGAの研究で以下のことを発見しました…。

①思春期以後に発症

②思春期前に睾丸(玉袋)を除去すると発症しない

③思春期後に睾丸除去すると進行が止まる

④テストステロン(※)を投与すると再び進行する

※アンドロゲンに属するステロイドホルモンで、男性ホルモンの一種。

ここから、男性の薄毛やAGAには、「男性ホルモン」が大きく関わっていることを実証しました。

また、内服薬の「フィナステリド(プロペシア)」などは、この男性ホルモンに対してのアプローチによって育毛を促す薬剤治療です。

そして、タバコと男性ホルモンの関係について示す研究があるので、それを以下でご紹介します。

■ハーバード大学の公衆衛生学部の調査

タバコ(喫煙)と「男性ホルモン」の関係については、ハーバード大学の有名な研究結果があります。

米国人約1,200人のアメリカ人中年男性を無作為で抽出し、喫煙者と非喫煙者の男性ホルモンの分泌量を比較検証した実験です。

これによると、喫煙者の方が男性ホルモンの分泌量が相対的に高い数値を示すという結果になりました。

具体的な数値は以下の通りです。

■テストステロン
→喫煙者は非喫煙者に比べて9%高い

■ジヒドロテストステロン
→喫煙者は非喫煙者に比べて13%高い

ちなみに、フィナステリドやミノキシジルは、比較的弱い男性ホルモン「テストステロン」を強力なホルモン「ジヒドロテストステロン」に変換する酵素「5α還元酵素」にアプローチする薬剤です。

つまり、ジヒドロテストステロンは薄毛に大きく関係していることがわかります。

そして、この研究では、喫煙者の方が非喫煙者に比べて「ジヒドロテストステロン」の数値が13%高いことがわかりました。

ですので、タバコが薄毛に影響を与える可能性は否定できません。

【さいごに】
喫煙は健康のために極力控える

ここまで、タバコと喫煙の関係について、解説してきました。

今現在、タバコと薄毛の関係ははっきりしていません。

ただ、薄毛やAGAに間接的に悪影響を与える可能性を否定することもできません。

また、喫煙は薄毛以外にもさまざまなリスクをもたらします。

ちなみに、タバコは一本でも血流障害が生じるので、量を減らして効果はありません。

そのため、薄毛や髪への影響を考えるなら「禁煙一択」です。

それを踏まえて検討してみるようにしてくださいね!