除毛クリーム

【除毛クリームは毛を溶かす!】除毛クリームの仕組みと効果の秘密を徹底解明!

美戦士
美戦士

みなさん、除毛クリームの仕組みってご存知ですか?

最近では、すね毛や胸毛、アンダーヘアなどのムダ毛を処理する男性が増えました。

そして、男性の間でも人気を集めているムダ毛処理の一つとして「除毛クリーム」があります。

除毛クリームは、その手軽さとコスパの良さから人気がありますが、私は除毛クリームを初めて見たとき、

なんだこの恐ろしいクリームは…

と思いました。

たしかに手軽にムダ毛処理できるのはいいですか、どんな成分がどんな作用をおこして毛を処理していくのか、その仕組みを知らないと到底使えないと思いました。

慎重すぎですかね…。

でも、肌につけるものなので、肌トラブルのリスクなども踏まえてしっかりと把握しておくことは大切です。

そこで、今回は除毛クリームの成分やその仕組について私の備忘録も踏まえ、シェアしていきます。

除毛クリームは毛を”溶かす”作用がある!

除毛クリームは、簡単にいえばクリームを塗って放置することで、毛を溶かし、ムダ毛を一時的に処理する仕組みになっています。

有効成分は”チオグリコール酸カルシウム”

除毛クリームは毛を溶かすことで、ムダ毛処理をします。

そして、その毛を溶かす役割をしているのが除毛クリームの有効成分(※)である「チオグリコール酸カルシウム」です。

※有効成分とは?

薬用化粧品(医薬部外品)に含まれている”効力をもつ成分”のことです。

チオグリコール酸カルシウムは、医薬部外品とは厚生労働省が認可しているアルカリ性の医薬部外品(※)です。

ちなみに「チオグリコール酸」はパーマ液にも使われています。

タンパク質を分解して除毛できる

ムダ毛や爪、そして皮膚の表面(角質層)は、18種類のアミノ酸が結合した「ケラチン」というタンパク質からできいます。

そのアミノ酸の中でも、最も大きな割合を占めているのが「シスチン」と呼ばれるアミノ酸があります。

そして、「チオグリコール酸」はシスチン同士の結合を切断する作用があります。

そのため、除毛クリームを塗ることで「シスチン」の結合を切り離し、毛の状態を保てなくなり、除毛されるのです。

でも、爪や皮膚も溶けないの…?

と不安に感じる方もいると思います。

たしかに爪や皮膚も毛と同じくタンパク質からできていますが、毛に比べてシスチンの割合が少ないので、チオグリコール酸カルシウムが反応しにくくなっています。

そのため、正しく使用していれば、除毛クリームが、爪や皮膚まで分解して傷つける可能性は低いです。

ただ、肌が弱い方は少しヒリヒリする可能性もあるので注意が必要です。

その他:水酸化カルシウム・水酸化ナトリウム

チオグリコール酸の他にも水酸化カルシウム、水酸化ナトリウムなどのアルカリ剤も配合されていることが多いです。

この薬剤には、有効成分であるチオグリコール酸カルシウムの働きを助ける性質があります。

除毛クリームの仕組みによるメリット!

除毛クリームは、有効成分である「チオグリコール酸」が毛を溶かすことで、除毛できます。

そして、この除毛クリームの仕組みだからこそのメリットがあります。

それは以下の3つです。

✓ 剃毛よりはチクチクしない

✓ 手軽にサクッと&きれいな仕上がり!

✓ 手の届きにくい部位でも除毛しやすい

それぞれのメリットについてもう少し詳しく見てみましょう。

✓ 剃毛よりはチクチクしない

除毛クリームは、ムダ毛を溶かして処理する方法なので、毛先がまるい状態で生えていきます。

そのため、毛先が断面で残されるカミソリ処理とちがって、チクチクする可能性は低いです。

ただ、実際にぼくも除毛クリームを何度か使用していますが、多少はチクチクします。

そのため、繰り返し使用すると、剃毛と同じようにチクチクしたり、ジョリッとした肌触りになったりすることはあります。

✓ 手軽にサクッと&きれいな仕上がり!

除毛クリームが人気を集めている最大の理由は、その「手軽さ」「きれいな仕上がり」です。

カミソリで剃ると、肌を傷つけたり、チクチクしたりなどのデメリットがあります。

毛抜き処理だと、1本1本の毛を抜き手間と痛みがあります。

でも、除毛クリームであれば、クリームを塗ってペーパーで拭き取り、洗い流すという3ステップで簡単に処理できます。

さらに、仕上がりもきれいなので、痛みもまったくありません。

そのため、手軽にサクッと除毛したい方やきれいな仕上がりにしたい方には特におすすめです。

✓ 手の届きにくい部位でも除毛しやすい

除毛クリームは、手が届きにくい背中などでも専用のヘラなどを使用することで除毛することができます。

カミソリや毛抜きだとなかなか手の届かない部分はむずかしいですよね…。

ただ、除毛クリームで背中などのムダ毛を処理する場合は、友人などに頼んだほうがきれいにできることは間違いありません。

そのため、手伝ってもらえるご友人がいる場合は、手の届かない部分だけ手伝ってもらうことをおすすめします。

【誤解多数!使用前の注意点】
除毛クリームのデメリットとリスク

除毛クリームは先にお伝えしたようなメリットがありますが、もちろんデメリットや使用時の注意点もあります。

そのため、除毛クリームを使用する前にデメリットやリスクもしっかりと押さえておきましょう。

除毛クリームのデメリットや注意点は以下の3つです。

✓ 肌荒れのリスクがある

✓ 肌の表面の毛しか溶けない
→繰り返し生えてくる(脱毛はできない)

✓ ヒゲや眉毛など顔の除毛は使用NG

それぞれのデメリット&注意点についてもう少し詳しく見てみましょう。

✓ 肌荒れのリスクがある

除毛クリームに限ったことではありませんが、ムダ毛処理には肌荒れや肌トラブルのリスクがあります。

特に除毛クリームの有効成分である「チオグリコール酸」は爪や皮膚、髪をつくるタンパク質を分解する作用があります。

そのため、まちがって使用したり、肌が弱かったりすると、肌荒れなどを引き起こすリスクがあります。

また、敏感肌の方はヒリヒリしたり、赤くなったりすることがあるので注意しましょう。

✓ 肌の表面の毛しか溶けない

除毛クリームは、あくまでも皮膚の表面に出ているムダ毛しか処理することができません。

つまり、毛根からムダ毛を処理することはできないのです。

そのため、何回除毛クリームを使用しても、繰り返し毛が生えてきます。

また、理論的には剃毛とちがって毛の先が丸まって生えてくるとは言われていますが、繰り返し処理すればチクチクしたり、ジョリッとした肌触りになってしまいます。

そのため、あくまでも除毛クリームは「除毛」するだけで、「永久脱毛」の効果はありません。

また、私が試した結果、3日~5日経つとちょっとずつ毛が生え始めてきます。

そのため、7日~10日間に1回は処理する必要があります。

✓ ヒゲや眉毛など顔の除毛は使用NG

除毛クリームは基本的に、腕・ワキ・ボディ用です。

商品によってはワキにも使用を控える表記をしているので使用する前に必ず確認しましょう。

そのため、ヒゲや眉毛などの顔のムダ毛に使用するのはNGです。

また、水酸化カルシウムや水酸化ナトリウムなどのアルカリ剤は、目に入ると深刻なダメージを与え、最悪の場合失明する危険もあります。

さらに、目と同じ粘膜部であるI・Oラインに使用した場合にも肌荒れなどのトラブルを引き起こす危険があるので、基本的に使用は控えましょう。

もしも除毛クリームが目に入ってしまった場合は、こすらずに水圧の低い流水で10分以上洗いましょう。

すぐに洗って除毛クリームとの接触時間を短くすることで、リスクを最小限に抑えることができます。

たとえ目に入ったクリームが少量でも、洗浄後には必ず眼科を受診しましょう。

また、受診の際には、使用したクリームの成分が分かるよう、除毛クリームを持参するようにしましょう。

【肌トラブルのリスクを最小限に!】
使用前にパッチテストで必ず確認を!

除毛クリームは、手軽にサクッと除毛でき、しかも、きれいな仕上がりにしてくれる、いわば「魔法のクリーム」です。

ただ、肌荒れや肌トラブルなどのリスクもあります。

そのため、使用前には必ずパッチテストチェックしましょう。

パッチテストは以下の方法でおこないましょう。

①10円玉サイズの除毛クリームを手にとる

②目立たない箇所に塗る

③10分程度放置

④ペーパーで拭き取る

⑤お湯・ぬるま湯で流す

もし、クリームを塗って放置している間にヒリヒリしたり、洗い流した後に赤みを帯びたりしたらその時点で使用をやめましょう。

さいごに

ここまで除毛クリームの仕組みについてお伝えしてきました。

除毛クリームはとても便利なものですが、肌によくない成分が含まれていることも間違いありません。

そのため、除毛クリームの有効成分、メリット・デメリットをしっかりと把握して、使用するようにしましょう。

また、実際にぼくが実際に使用したメンズ除毛クリームに関しては以下の記事で詳しくご紹介しているので、どれを選べばいいか迷っている方はチェックしてみてくださいね!