除毛クリームを使用したいと思っている男性のみなさん、正しい使い方はご存知ですか?
除毛クリームは、クリームを塗って、放置し、拭き取るだけでムダ毛処理ができる「魔法のクリーム」です。
除毛クリームは有効成分である“チオグリコール酸”によって毛を溶かす仕組みになっています。
ただ、毛を溶かすほど強い作用がある成分が含まれているので、使用する際は慎重になることも必要です。
もし、使い方を間違えると最悪の場合、爪や髪の毛を溶かしてしまったり、失明したりするリスクもあります。
そこで、今回は除毛クリームの「正しい使い方」を共有していきます。
【肌トラブルを最小限に抑える】
除毛クリームの「正しい使い方」
除毛クリームの正しい使い方は以下のステップです。
1.使用できる部位をチェック
2.パッチテストで肌荒れを確認
3.除毛したい部位をきれいにする
4.除毛クリームを適量とって、塗布
5.10分程度放置する
6.ペーパーやガーゼなどで拭き取る
7.お湯・またはぬるま湯で洗い流す
では、それぞれのステップを画像+図解付きで見てみましょう。
1.使用できる部位をチェック
まずは、ご自身が購入した除毛クリームのパッケージの裏などをみて、使用できる部位を確認しましょう。
どの除毛クリームにも共通することとしては、「顔(※)や頭髪への使用がNG」ということです。
※ヒゲ・眉毛・頬毛など顔全体のムダ毛を指します。
また、除毛クリームによって
「腕・足・脇以外は使用しないでください」
など使用できる部位を特定している製品もあれば、「ボディ」のように広い範囲で指定している製品もあります。
個人的には、顔や頭髪はもちろん、陰毛やOラインなどの皮膚が敏感は部位も肌荒れなどを引き起こすリスクが高いのでおすすめしません。
そのため、除毛したい箇所に使用可能な除毛クリームなのかをしっかりと確認するようにしましょう。
※カミソリ・毛抜き使用直後はNG!
もし、除毛クリームを使う1,2日前にカミソリや毛抜き処理をしていたら、除毛クリームの使用を控えましょう。
カミソリや毛抜きの使用後は肌がデリケートな状態になっています。
そこに除毛クリームを使用するとさらに刺激が与えられてしまい、肌トラブルが引き起こされることがあります。
そのため、除毛クリームを使用する前にカミソリや毛抜きを使用するのは避けましょう。
2.パッチテストで肌荒れを確認
次に、5分程度の時間を使ってパッチテストをしましょう。
肌が弱い方や敏感肌の方はパッチテストをすると、肌のかゆみや赤み、ただれなどが起きる可能性があります。
もし、そのような肌トラブルが生じた場合は、除毛クリームを使うのをストップしましょう。
パッチテストは大きな肌トラブルを避けるためにも欠かせないものです。
そのため、以下の方法で必ずチェックしましょう。
①少量の除毛クリームを手にとる
②除毛したい箇所に塗る
③5分程度放置
④お湯・ぬるま湯で流す
3.除毛したい部位をきれいにする
次に除毛したい箇所をきれいにします。
ベストは石鹸やボディソープを使用して洗い流し、清潔なタオルで拭くことです。
ただ、忙しい方やめんどくさいという方はせめてタオルをお湯、またはレンジでチンして、除毛箇所を拭くようにしましょう。
たとえば、ボディクリームや日焼け止めが肌に残ったままの状態だと、除毛クリームの成分と混じってしまい、予期せぬ肌トラブルを引き起こすリスクがあります。
そのため、除毛クリーム前はできるだけ、清潔な状態にしましょう。
4.除毛クリームを適量とって、塗布
除毛箇所をきれいにしたら、いよいよ除毛クリームを手にとって、毛を覆うように塗っていきましょう。
そのときの厚さとして1~3mmになるようにしましょう。
また、すり込ませる必要はまったくありません。
むしろ、すり込ませると肌荒れなどの原因になるリスクもあるので、あくまでも軽く延ばして、クリームを「乗せる」ようなイメージで塗布しましょう。
また、部分的に除毛したい場合は、除毛箇所の周辺をサランラップなどで覆うことで、関係ない部位を除毛しないで済みます。
そのため、心配な方はサランラップなどを使って工夫してみましょう。
※お風呂で使用する際は注意!
除毛クリームはお風呂でも基本的には使用できますが、個人的におすすめしません。
その理由は2つあります。
1つ目はニオイです。
除毛クリームはパーマ液と同じニオイがするため、お風呂のような密閉した空間だと空気が悪くなります。
そのため、お風呂で使用する場合は換気を忘れないようにしましょう。
2つ目は、もしクリームが床などにつくと、とても滑りやすくなり、ケガにつながる危険があるからです。
そのため、基本的に換気しながら、ご自身のリヴィングなどで使用することをおすすめします。
5.10分程度放置する
基本的に除毛クリームをぬってから5~10分放置するようにと製品の裏側などには記されています。
ただ、これは僕の経験ですが10分は置くようにしたほうが、きれいに除毛できるのでおすすめです。
しかし、10分以上放置すると肌荒れやかゆびなどにつながる危険があるので、放置する時間はあくまでも10分前後にしましょう。
6.ペーパーやガーゼなどで拭き取る
10分程度放置したら、ティッシュペーパーやガーゼなどで拭き取りましょう。
このごき、少し肌に押し付けるような感じで拭き取ると、きれいに除毛できます。
軽く拭き取ると、クリームだけ取れてしまうことが多いので注意しましょう。
ただ、肌に押し付けすぎても肌トラブルの原因になるので、「少し押さえつける」感覚で拭き取るようにしましょう。
また、同じティッシュを使用すると、毛がついてしまって上手に拭き取れなかったり、肌に除毛した毛がついてしまったりすることがあるので、一度拭き取ったら、ティッシュは変えることをおすすめします。
8.お湯・またはぬるま湯で洗い流す
一通り拭き取ったら、最後にお湯、またはぬるま湯で洗い流すようにしましょう。
ただ、洗い流すときに石鹸やボディソープを使用すると、肌に刺激を与えて肌トラブルの原因になることがあるので、除毛クリームを使用した直後はお湯やぬるま湯だけで洗い流しましょう。
次の日のお風呂では、いつもどおり石鹸やボディソープを使用して洗ってOKです。
【こんなアフターケアはNG】
除毛クリーム使用後の注意点
除毛クリームは正しい使い方をしても、その後のケア次第で肌荒れや炎症を引き起こすことも…。
余計な肌トラブルが引き起こされる可能性を最小限にするためにも、除毛後に以下の点を必ず気をつけるようにしましょう。
✓爪に付着した場合はすぐに洗い落とす
✓ アルカリ性のローション・乳液の使用を控える
✓日焼け止め・香水などの使用を控える
✓除毛クリーム直後の剃毛・毛抜きはNG
では、それぞれの点についてもう少し詳しく見ていきましょう。
✓爪に付着した場合はすぐに洗い落とす
除毛クリームの有効成分である「チオグリコール酸」はタンパク質を分解(溶かす)作用があります。
そのため、タンパク質でできている毛はもちろん、爪なども溶かしてしまうリスクがあります。
そのため、除毛クリームを使用したときにクリームが爪に付着した場合は、すぐにお湯やぬるま湯で洗い流すようにしましょう。
※目に入った場合は必ず眼科へ。
除毛クリームを使用した際に、万が一、目に入ってしまったら、すぐにぬるま湯で洗い落とし、眼科へ行くようにしまししょう。
除毛クリームの有効成分「チオグリコール酸」が目に入ると最悪の場合、失明になる危険もあります。
それほどリスクを抱えているものなので、使用するときは細心の注意を払いましょう。
✓ アルカリ性のローション・乳液の使用を控える
除毛クリーム後はアルカリ性のローション(収れん作用のある化粧水)や乳液の使用は控えましょう。
除毛クリーム自体がアルカリ性で、かつその上にアルカリ性のローションや乳液が重なると肌トラブルにつながることこも…。
なので、保湿をするのであれば、アルカリ性ではなく、低刺激なものを用いるようにしましょう。
✓日焼け止め・香水などの使用を控える
除毛クリーム使用後、24時間は除毛箇所に日焼け止めや香水をつけることは避けましょう。
除毛後は肌がデリケートな状態になっているので、日焼け止めや香水などをつけることで思わぬ肌トラブルを引き起こす危険があります。
✓除毛クリーム直後の剃毛・毛抜きはNG
除毛クリーム使用後に、残ってしまったムダ毛を処理しようとして、カミソリや毛抜きを使用する男性が多いですが、これもNGです。
せめて使用してから24時間、または2日程度は間をあけるようにしましょう。
除毛クリーム直後に剃毛したり、毛を抜いたりすると、肌に余計な負担がかかり、トラブルの原因になります。
さいごに
ここまで除毛クリームの正しい使い方や使用前後の注意点などについてお伝えしてきました。
除毛クリームは手軽にサクッと除毛できる便利なクリームですが、効果が強力な分、まちがった使い方をすると思わぬやトラブルにつながることも…。
そのため、ここまで解説してきたことを踏まえて、正しい方法で使用するようにしましょう。
そうすることで、ボディのムダ毛処理を短時間できれいに処理することができます。
もし、万が一肌トラブルが起きたら、多少大げさでも皮膚科などにいって診察をしてもらうようにしましょう。
常に最悪のケースを考えて、前もってケアしておくことも大切です。
そのため、使用方法をしっかりと守って、安全に使い、除毛クリームの効果を体感してみてくださいね!
また、実際にぼくが実際に使用したメンズ除毛クリームに関しては以下の記事で詳しくご紹介しているので、どれを選べばいいか迷っている方はチェックしてみてくださいね!