ヒゲ脱毛をすると、赤みが出たり、脱毛した部位が腫れたりということが起きます。
特に、照射パワーの強い医療レーザー脱毛でヒゲ脱毛をすると、赤みが出て、少し腫れた状態になることがあります。
これは言ってしまえば、「軽いヤケド状態」になっているということです。
※熱いものに触れたときの大きなヤケドとは全然違います。
ただ、脱毛後の赤みや腫れは、基本的に1日経てば引いています。
というよりも、引いていないければなりません。
2~3日間、赤みが続くのであれば、一度クリニックや皮膚科に足を運び、肌状態を診察することが必要です。
そこで、今回は、
✓ ヒゲ脱毛後に赤みが出る仕組み・メカニズム
✓ヒゲ脱毛後にすべきケア
✓ ヒゲ脱毛前後にやってはいけないNG行為
の3つについてヒゲ脱毛経験のある僕がわかりやすく解説していきます。
【ヒゲ脱毛は熱を与える行為!】
ヒゲ脱毛の仕組みとリスク・心得
ヒゲ脱毛には、「医療レーザー脱毛」「光脱毛」「ニードル脱毛」の3つあります。
現在の脱毛の主流は「医療レーザー脱毛」「光脱毛」の2つです。
ただ、この2つは脱毛のメカニズムに大きな違いはありません。
ですが、アプローチには「熱破壊式」と「蓄熱式」の2つがあり、それぞれ熱を与える対象が異なります。
それぞれのアプローチ方法について、サラッと見てみましょう。
熱破壊式の脱毛メカニズム・構造
熱破壊式の脱毛はレーザーや光などを用いて、毛根の奥にある「毛乳頭」を熱することでダメージを与え、毛が生えてくるのを抑えます。
レーザーや光は「黒色」に反応する性質があります。
つまり、肌表面にヘッドを当てて照射すると、黒色の毛をつたって「毛乳頭」まで熱が届くような仕組みになっています。
そして、毛乳頭を熱破壊することで、毛の再生を抑制します。
ちなみに熱破壊式の脱毛は、地黒の男性や日焼けして色黒になった男性だと施術できないケースが多いです。
それは、レーザーや光が肌の黒さに反応し、ヤケドなどを引き起こすリスクがあるためです。
蓄熱式の脱毛メカニズム・構造
最近、クリニックやエステサロンで導入されている脱毛の一つに「蓄熱式(スライド式)」と言われるものがあります。
これは、従来の脱毛のように「毛乳頭」にアプローチするのではなく、毛根のもっと浅い位置にある「バルジ領域(※)」にアプローチする脱毛法です。
引用元:メディオスターNeXT PROの効果・痛みに関して|ゴリラクリニック
※バルジ領域は毛の成長の指令を出す役割があります。
このバルジ領域を中心に熱を与えて、ジワジワ温めることで、毛の抑制をします。
また、バルジ領域に毛の再生させる「幹細胞」があるため、ここにアプローチし、幹細胞を破壊することで永久に脱毛することができます。
ただ、いずれにせよ、熱を与えて細胞を破壊している行為のため、脱毛後は、赤みを帯びたり、腫れたりなどの症状が見られます。
【赤み・腫れは翌日には引く!】
赤み・腫れが2,3日以上続くならすぐに診察!
脱毛は結局、熱で細胞を破壊する行為です。
そのため、脱毛後に赤みや腫れなどの症状が見られることは仕方ありません。
ただ、この赤み・腫れは翌日には基本的に引きます。
逆に翌日も赤みを帯びていて、その後も数日間続くようであれば、すぐに診察が必要です。
クリニックで医療レーザー脱毛を受けた方はそこのクリニックに連絡し、医師の方に診断してもらいましょう。
また、エステで光脱毛をしてもらった方は医療提携の医療機関があればそこへ、もしなければ皮膚科などに足を運びましょう。
脱毛後の赤みや腫れは「軽度のヤケド状態」に近いです。
ただ、翌日になっても赤みが引かない場合は、ヤケドの程度が重くなっています。
そのため、すぐに診察し、医師から適切な対処法や軟膏などの薬を処方してもらう必要があります。
【ヒゲ脱毛後はとにかく冷やす!】
ヒゲ脱毛後の3つのスキンケア
ヒゲ脱毛後のケアに関してはクリニックやエステなどによって指示が違うと思いますが、基本的には以下の3つの組み合わせになります。
✓ 冷やす(冷却タオル・アイシングなど)
✓ 軟膏(クリニックで処方)
✓ 保湿ローションなどによるケア
では、それぞれについて、もう少し詳しく見ていきましょう。
✓ 冷やす(冷却タオル・アイシングなど)
まず、赤み・腫れなどの症状が見られたときは「冷却」が基本のケアになります。
軽度のヤケド状態なので、まずは冷やすことが大切です。
そのため、冷却タオルやアイシングなどでレーザーや光で照射した部位を冷やすようにしましょう。
また、クリニックやエステサロンによっては、施術後に一定時間冷やしてくれますが、自宅でもこまめに冷却するようにしましょう。
✓ 軟膏(クリニックで処方)
医療機関であるクリニックによっては、軟膏などを処方してくれます。
※エステサロンは医療機関ではないため、軟膏などの薬の処方、麻酔などの使用はできません。
もし、軟膏を処方された場合は、自宅に戻ってから照射した部位に塗るようにしましょう。
✓ 保湿ローションなどによるケア
これはエステサロンなどで言われることが多いです。
脱毛後の肌はいつもよりもデリケートな状態になっています。
そのため、日々使用しているローションなどで保湿ケアするようにしましょう。
【ヒゲ脱毛後の◯◯はNG!】
ヒゲ脱毛後の5つのNG行為
脱毛後の赤みや腫れを長引かせたり、悪化させたりしないためにも、以下の3つ行為を避けるようにしましょう。
□脱毛当日の飲酒は避ける
□脱毛当日の激しい運動などは避ける
□脱毛当日の入浴・サウナは避ける
これらのことはクリニックやエステサロンでカウンセリンなどをした際にスタッフから言われると思いますが、前もって確認しておきましょう。
基本的に3つとも体温上昇についての注意です。
脱毛直後は、ただでさえ肌がデリケートな状態で、ほてっていたり、炎症を起こしていたりしています。
そのため、この上にさらに体温上昇などが起こると、ほてりや炎症が悪化し、長引くリスクがあります。
そのため、ここでご紹介する3つ以外にも、体温上昇が予想できるものは、なるべく避けるようにしましょう。
【脱毛はリスクが伴うからこそ安全に!】
安全性を担保するならクリニック一択!
脱毛は、熱を与える行為です。
つまり、ヤケドなどのリスクを伴います。
そのため、安全性を担保された状態でヒゲ脱毛をするなら、医療機関であるクリニックで、『医療レーザー脱毛』を選ぶことをオススメします。
というのも、クリニックであれば、万が一肌トラブルが起きたときにもすぐに医師の方に診察してもらうことができます。
また、施術部屋や器具の衛生管理などもしっかりとされています。
もちろん、エステは低価格できたり、痛みが少なかったりなどの魅力もあり、なかには医療提携しているところもあります。
ただ、何か問題が起きたときに、その場ですぐに対処したり、薬を処方したりすることはできません。
また、脱毛効果をしっかりと感じたい場合も「医療レーザー脱毛」がオススメです。
痛みに関しては、クリニックであれば麻酔を処方してもらうことができるので、多少軽減されます。
(痛みがゼロになることはありません。)
そのため、ヒゲ脱毛後の赤みや腫れなどが特に心配な方や脱毛効果を重視したい方にはクリニックの医療レーザー脱毛が個人的にはオススメです。
【医療レーザー脱毛ならここ!】
『ゴリラクリニック』か『メンズリゼ』
レーザー脱毛の「蓄熱式ダイオードレーザー」の施術を受けるというのであれば、『ゴリラクリニック』か『メンズリゼ』が個人的にはオススメです。
『ゴリラクリニック』は、男性専用のクリニックで、脱毛実績も数多く、芸能人の方も多数通っています。
施術スタッフも男性であるケースが多いです。
(女性の場合もありますが、カウンセリングの際にお伝えすれば男性スタッフが担当してくれることがほとんです。)
また、5つの脱毛機を使い分けるので、施術部位や肌状態に合った施術をしてくれます。
『ゴリラクリニック』の詳細について知りたい方はこちらをチェックしてみてくださいね!
一方で、『メンズリゼ』は女性の美容皮膚科として歴史が長い「リゼクリニック」の男性用クリニックです。
全国に20院展開しており、質の高い医療脱毛を手軽にできるということから、多くの男性の方が通っています。
さらに、トライアルやセット割引、学割などもあるので、なるべく低価格で脱毛したい方にもオススメです。
そのため、クリニックで脱毛したいという方はこの2つを検討してみることをオススメします。
さいごに
ここまで、ヒゲ脱毛後の赤みや腫れ・肌荒れなどの原因や引くまでの期間、ヒゲ脱毛に伴うリスクなどについて解説してきました。
ヒゲ脱毛後は赤みや腫れなどが伴います。
そのため、それ自体を心配する必要はありませんが、赤みや腫れが翌日になっても引かない場合は、しっかりと診察をしてもらうようにしましょう。
また、仕事などがない休日に脱毛をすることで、赤みや腫れが生じても、まわりの目を気にする必要が少なくなります。
もし、どうしても仕事の合間に脱毛したい方はマスクなどで当日だけ隠すことをオススメします。
ヒゲ脱毛は、自己処理の時間を不要にし、カミソリ負けによる肌へのダメージもなくします。
このようにさまざまなメリットがあるので、一時的に赤みや腫れが生じても、個人的にヒゲ脱毛はオススメです。