「ヒゲ脱毛をしてみたいけど、ツルツルにはしたくない」
「自然な感じで仕上げたい…」
脱毛と聞くと、ツルツルを意識すると思いますが、そんなことはありません。
自然な仕上がりにしたり、部分的に脱毛したりすることもぜんぜんできます。
また、脱毛して薄くすることで、
✓ 自己処理の回数が減って、
✓ カミソリ負けなどがなくなり、
✓ 自由な時間も増える
というメリットもあります。
そこで、今回はヒゲ脱毛で毛量を少なくするのに必要な回数やそれにかかる平均費用をご紹介します。
【必ず知っておきたい前提知識】
ヒゲ脱の主流は「レーザー脱毛 or 光脱毛」
ヒゲ脱毛でヒゲを薄くするには、まずヒゲ脱毛の種類について簡単に理解しておくことが必要です。
ヒゲ脱には以下の3つの脱毛法があります。
●医療レーザー脱毛
（医療機関であるクリニックのみで可能）
●光脱毛（フラッシュ脱毛）
（主にエステサロンで扱われる脱毛法）
●ニードル脱毛
（医療行為だが、クリニック・エステサロンの両方で扱うことが認められている）
このなかでもヒゲ脱毛の主流は、『医療レーザー脱毛』『光脱毛』の2つです。
ちなみに、この2つはよく比較されますが基本的に脱毛のメカニズム的な違いはありません。
一つだけ大きな違いがあるとすれば、それは「出力(照射パワー)」です。
レーザーは光よりもレーザーのほうが高い熱量を出すことができます。
そのため、レーザー脱毛のほうが高い熱量で照射することができるので、少ない施術回数で効果を早く実感できます。
ただ、その分肌へのダメージも大きく、肌荒れや肌トラブルのリスクも伴うので、レーザー脱毛は医療機関である『クリニックのみ』で認められている脱毛法です。
一方で、光脱毛はレーザー脱毛よりも扱うことのできる熱量の上限が低いので、医療機関でないエステサロンで主に取り扱われています。
（とはいえ、僕は光脱毛も経験しましたが、けっこう効きます。）
もし、脱毛でヒゲを薄くするのであれば、
医療レーザー脱毛なら『クリニック』、
光脱毛なら『エステサロン』
となります。
また、3つ目の『ニードル脱毛』は、最も確実に脱毛できる方法として知られており、140年以上の歴史があるため、“元祖脱毛法“と言えます。
ニードル脱毛では、一本一本の毛に対して電気を流して、直接「毛乳頭」を破壊する脱毛方法です。
ニードル脱毛は脱毛効果は高いですが、一本一本の毛にアプローチする分、時間とお金が莫大にかかるため、個人的にはオススメできません。
（大人でも涙がでるほど痛いとも言われています。）
そのため、ヒゲ脱毛を初めてするなら、レーザー脱毛か光脱毛がオススメです。
【何回の施術で薄くなる？】
ヒゲを薄くするのに必要な施術回数・期間
脱毛を通して、ヒゲを薄くするには一定期間通って、回数を重ねる必要があります。
ただ、先にもお伝えしたように、脱毛方法によって、通う期間や回数は異なります。
そのため、ここでは、以下の3つに分けて、それぞれヒゲを薄くするのに必要な回数・期間を解説します。
◎医療レーザー脱毛
◎光脱毛『IPL式(ショット式※)』
◎光脱毛『SHR式(スライド式※)』
※それぞれの脱毛法のちがい、メカニズムは後ほどわかりやすく解説しますので、先にヒゲを薄くするのに必要な施術回数や期間を見てみましょう。
医療レーザー脱毛を用いた場合…
医療レーザー脱毛でヒゲ脱毛をすると
効果を少し実感し始める回数は「3～5回程度」
自己処理がしやすくなる回数は「5回～8回程度」
（日々の自己処理の頻度が少なくなる程度の仕上がり）
ツルツルに仕上げる回数は「10回程度」
となります。
そのため、薄くするなら「3回～8回」の間におさまると思います。
※肌色肌質・毛質などによって個人差があります。
また、期間でみると、医療レーザー脱毛の場合、毛周期の関係で施術の間隔を最初は1ヶ月半～2ヶ月程度開ける必要があります。
さらに、施術回数を重ねていくうちに、毛が生えてくるのがどんどん遅くなるので、その分施術の間隔も長くなります。
そのため、自己処理の頻度が少なくなり、ラクになるまでには「1年程度」なので、薄くするのであれば、「半年～10ヶ月程度」になります。
光(フラッシュ)脱毛を用いた場合…
エステサロンで用いられる光脱毛の主流は『IPL』か『SHR』です。
この2つの違いは簡単に言えば、
照射する部分が毛根の部分にある「毛乳頭」なのか（IPL）、
毛の成長の指令を出す「バルジ領域+毛包全体」なのか（SHR）、
ということです。
図にすると、以下のようになります。
【IPL(ショット式)】
【SHR(スライド式)】
ちなみに、医療レーザー脱毛も「熱破壊式(ショット式)」と「蓄熱式(スライド式)」の2つがあります。
ヒゲは他の部位に比べて毛が濃くて、太いので、効果重視であれば『IPL脱毛』、痛みが少ないほうがいいのであれば『SHR』がオススメです。
『IPL脱毛』を用いた場合、
効果を少し実感し始める回数は「6～8回程度」
自己処理がしやすくなる回数は「8回～12回程度」
（日々の自己処理の頻度が少なくなる程度の仕上がり）
ツルツルに仕上げる回数は「12～20回程度」
となります。
そのため、ヒゲを薄くするとなると「6回～12回」の間におさまるケースが多いです。
IPL脱毛は医療レーザー脱毛と同じで毛周期を気にする必要があるので、1回の施術の間隔を1ヶ月～1ヶ月半あける必要があります。
また、レーザー脱毛と同じで、回数を重ねていけば毛が生えてくる周期が遅くなるので、施術の期間も伸びます。
そのため、日々の自己処理の頻度が少なくなる程度の仕上がりには「半年～1年以内」と考えておきましょう。
『SHR脱毛』を用いた場合…
『SHR脱毛』を用いた場合、
効果を少し実感し始める回数は「6～8回程度」
自己処理がしやすくなる回数は「8回～15回程度」
（日々の自己処理の頻度が少なくなる程度の仕上がり）
ツルツルに仕上げる回数は「15～20回程度」
となります。
そのため、ヒゲを薄くするとなると「6回～15回」の間におさまるケースが多いです。
光脱毛の『SHR』は、IPLに比べて効果は劣りますが、その分肌への負担はやさしく、痛みもほぼありません。
さらに、産毛や色黒の男性でも対応できるなどのメリットがあります。
また、光脱毛の『SHR』は毛周期を気にする必要がないので、1回の施術の間隔を最短2週間あければ、次の施術を受けることができます。
そのため、医療レーザー脱毛やIPL脱毛より回数を重ねる必要はありますが、日々の自己処理の頻度が少なくなる程度の仕上がりには「半年～8ヶ月」程度と基幹的には短く済みます。
【ヒゲ脱毛の費用はどのくらい？】
自己処理より時間的にも費用的にもお得！
ヒゲ脱毛といっても、鼻下・あご・あご下・頬などパーツで分かれているため、一概には言えませんが、トータルでかかるコストで見ると、自己処理よりもコスパはいいです。
クリニック・エステサロン別に見ると顔全体(※)で以下のような値段になっています。
※鼻下・あご・あご下・頬すべて含む
医療レーザー脱毛の料金
| クリニック名 | 1回 | 5回 | 公式HP |
| メンズリゼ | 36,600円 | 99,800円 | こちら |
| ゴリラクリニック | 48,000円 | 240,000円 | こちら |
| 湘南美容外科 | 9,800円 | 29,800円 (6回) |
こちら |
| マンチェスタークリニック | 45,000円 | – | こちら |
| 表参道クリニック | 20,000円 | 100,000円 | こちら |
| Dr.コバ | 25,000円 | 99,000円 ※一括払い |
こちら |
| KM新宿クリニック | 42,000円 | 85,000円 | こちら |
| メディエススキンクリニック | 5,000円 | 25,000円 | こちら |
フラッシュ・ニードル脱毛の料金
※すべて1回の価格です。
| サロン名 | 医療脱毛 | 公式HP |
| RINX | 光：3,150円 ~5,250円 ※部位によって異なる |
こちら |
| メンズTBC | [ニードル] 108円 ~143円/1本 |
こちら |
| メンズキレイモ | 光：194,400円 (ヒゲパック/10回) |
こちら |
| ラ・パルレ | 光：6,480円 ~12,960円が施術 |
こちら |
| ダンディハウス | 光：5,000円 | こちら |
| エルセーヌMEN | 光：3,240円 | こちら |
繰り返しになりますが、ヒゲを「薄くする」のに必要な施術回数は、
医療レーザー脱毛なら「3回～8回」の間
光脱毛の『IPL』なら「6回～12回」
光脱毛の『SHR』なら「6回～15回」
になります。
ただ、「薄くする」といっても定義は人それぞれですし、毛質や肌色などによっても施術回数は変わりますので、詳細は無料カウンセリングで聞くようにしましょう。
ちなみにですが。かみそり処理を40年間すると…
5分/日×365日×40年間＝73,000分(1,216時間)
→40年間で約50日間はヒゲソリに使う
実は、毎朝ヒゲ剃りをすると、40年間（主に20歳～60歳）で「736～1216時間」という時間をあなたは費やすことになります。
そのため、もし、ご自身の労働の対価が1時間2～3万円程度だとすると、トータルで60万円～150万円も損をしているということになります。
ヒゲ脱毛は、個人差があり、価格はクリニック・サロンによって異なりますが、薄くするのであれば5万円～10万円で可能です。
そのため、ご自身の貴重な時間を考えても、圧倒的に脱毛のほうがコスパがいいのです。
さらにヒゲ脱毛の最大のメリットは一度しっかりと脱毛すれば、自己処理の手間がかなり軽減され、かつ、カミソリなどによる肌ダメージもなくなるので、肌もきれいになります。
【ヒゲを薄くするのにも脱毛はオススメ！】
さいごに
ここまで、脱毛でヒゲを薄くするのに必要な施術回数や期間を脱毛法別に解説してきました。
正直、脱毛法に関しては何を重視するかで変わります。
✓ 効果重視で施術回数を少なくしたいのか
✓ 痛みが少ない脱毛法がいいのか
✓ 価格の安さで決めるのか
✓ 肌荒れ・トラブルの安全性を重視するのか
このように選ぶ基準は人それぞれです。
そのため、以下の記事で「ご自身に最適なヒゲ脱毛の選び方」をご紹介しているので、ヒゲ脱毛を検討している方、どれを選べばいいかわからない方はぜひチェックしてみてくださいね！
