日焼け直後の状態や日焼けして肌が黒くなった状態だとヒゲ脱毛ができない可能性もあるので、クリニックやエステサロンを選ぶ前にしっかりとチェックしてみてくださいね!
日焼け後の肌状態だと、ヒゲ脱毛できないケースは多いです。
結論からお伝えすると、「日焼け直後の赤い状態の肌」は医療レーザー脱毛でも光脱毛でも脱毛することはできません。
でも、日焼けして一定期間が経ち、色素が沈着した黒い肌の状態であれば、選ぶ脱毛方法や脱毛機によっては施術を受けることが可能です。
つまり、日焼け直後はもちろん、日焼けして肌が火照っている状態は脱毛できません。
ですので、そのような状態の方は日焼けが落ち着くまで待つしかありません…。
今回は、
✓ なぜ、日焼け直後の肌では脱毛できないのか
✓ 日焼けしてもどの程度の状態まで待てば脱毛ができるか
✓ どの脱毛法・脱毛機であればOKか
など「ヒゲ脱毛」と「日焼け肌」の関係について、ヒゲ脱毛経験があり、かつ色白ですぐに日焼けする僕がお伝えします。
そのため、日焼け後でヒゲ脱毛をしたいと考えている男性はチェックしてみてくださいね!
【レーザーと光は”黒”と”赤”に反応する!】
日焼け肌NGの要因は脱毛のメカニズムに!
なぜ、日焼け後の肌ではヒゲ脱毛ができないケースが多いのか…
その要因は脱毛のメカニズムにあります。
メカニズムといっても簡単で、脱毛はレーザーや光などで「毛乳頭」を熱することでダメージを与え、毛が生えてくるのを抑えます。
ただ、上の図からもおわかりのように毛乳頭は皮膚表面ではなく、毛根の奥のほうにあります。
そのため、毛穴に針を刺し通す(ニードル脱毛)以外は、皮膚表面から毛乳頭にピンポイントで直接アプローチすることはできません。
そこで毛乳頭にアプローチするための助けとなるのが、毛根から肌表面に出ている「毛」自体なのです。
レーザーや光脱毛は、この毛の「黒色」をつたって、毛根の奥にある毛乳頭にレーザーや光の熱が届くのです。
よく、「脱毛前の毛抜きはNG」と言われていますが、それは「毛抜き」を使用すると毛根から根こそぎ抜いてしまうことになるので、レーザーや光を当てたときに毛乳頭までアプローチするための「道」がなくなってしまうわけです…。
毛抜きはNGと言われるのはそのような理由になります。
では、なぜ日焼けはダメなのでしょう…。
その要因はレーザーや光の性質にあります。
脱毛のレーザーや光は「黒色」や「赤色」に反応します。
「反応する=熱する」ということです。
つまり、日焼け直後の肌にレーザーや光を照射すると、赤くなっているところに反応して、熱を与えてしまうのです。
日焼けして赤くなっている状態は、ただでさえヤケド状態になっています。
その上に重ねる形で、レーザーや光を当てて熱を与えると、ただれたり、よりヤケドがひどい状態になります。
なので、日焼け肌はNGなのです…。
また、日焼けしてから一定期間が経過して、肌が黒くなった状態でも、用いる脱毛法や脱毛機によって施術ができないのは、このためです。
(色が黒い状態でも施術はできますが、レーザーや光の出力を弱める必要があるため、その分脱毛効果も弱まります…。)
このようなことから、レーザー脱毛や光脱毛だと日焼け後の赤い肌や色素が沈着した色黒の肌だと脱毛できないケースが多いのです。
【どの程度の日焼けまでならOK?】
赤い状態の肌はNG!
色黒肌は選び方によってはOK!
「どの程度までの日焼け肌ならいいの?」
「日焼けしたらずっと脱毛できないってこと?」
と不安になっている方もいらっしゃると思うので、その点について詳しく解説していきます。
まず、日焼け肌の状態についてですが、以下の3段階にだいたい分けられると思います。
✓ 日焼け直後の赤い状態の肌
(お風呂に入るとヒリヒリする状態)
✓ 日焼け後、落ち着いて黒くなった肌
(ヒリヒリがなく、夏限定の黒い肌)
✓ 本格的に日焼けした肌
(サンオイル、日焼けサロンなど)
では、それぞれの肌状態とヒゲ脱毛が可能かどうかについて見ていきましょう。
✓ 日焼け直後の赤い状態の肌
まず、日焼け直後の肌状態は医療レーザー脱毛・光脱毛のどちらにおいてもできません。
赤くなっている=ヤケド・炎症状態ということなので、そこにさらにレーザーや光で熱を与えると肌トラブルの原因になります…。
そのため、このような肌状態の方は脱毛したくても、時間をおいて、色素(メラニン色素)沈着し、肌が落ち着くまで待ちましょう。
✓ 日焼け後、落ち着いて黒くなった肌
この肌状態であれば、脱毛法や脱毛機によっては施術可能です。
ただ、日焼けした後に、
そのままずっと黒くなり続ける性質なのか、
一定期間経つと肌が通常に戻るのか
などで脱毛のタイミングを見極めることは大切です。
例えば、ぼくの場合、色が白く、日焼けするとすぐに赤くなります。
そして、赤くなった後に皮がむけて、ちょっと黒くなりますが、少し時間が経つと元の白い肌に戻ります。
ぼくのような肌タイプだと、色が白くなった状態で脱毛を始めたほうがいいです。
というのも、肌が黒いとレーザーや光を当てたときに、肌色に反応してしまうリスクがあるため、クリニック・エステサロン側も照射パワーを強めることができません。
そのため、照射パワーを弱めた分、脱毛効果を実感するまでの時間もかかります。
逆に、肌が白いと毛の黒色にのみレーザーや光が反応することになるので、毛乳頭により強くアプローチでき、脱毛効果も早く実感することができます。
もし、日焼けするとどんどん吸収して黒くなる性質の方であれば、より黒くなる前に日焼け対策をしながら脱毛施術を受けるのがオススメです。
一方で、もともと肌が白く、太陽の光をあまり吸収しない方、一定期間経つと、すぐに元の白い肌に戻る方はそのタイミングで施術を受けることが大切です。
【日焼け肌ならどの脱毛法がベスト?】
“バルジ領域”にアプローチする脱毛選びがポイント!
日焼け後に黒くなった肌、地黒の方でも、脱毛法や脱毛機の選び方によって脱毛することはできます。
そのときのポイントが、
「“バルジ領域”にアプローチする脱毛機」
を選ぶことです。
なんのこっちゃと思いますが、このメカニズムも簡単なので、解説していきます。
先にもお伝えしたように、従来の脱毛は基本的に「毛乳頭」に熱を与えて破壊する方法です。
ちなみにこの方法は「熱破壊式」や「ショット式(単発式)」と言われます。
ただ、毛乳頭は毛根の奥の方にあるため、日焼け肌だと施術できない、そして、痛みが強いというデメリットがありました。
そこで、最近主流になってきているのが、「蓄熱式(スライド式)」と言われるものです。
これは、従来の脱毛のように「毛乳頭」にアプローチするのではなく、毛根のもっと浅い位置にある「バルジ領域」にアプローチする脱毛法です。
バルジ領域は毛の成長の指令を出す役割があります。
このバルジ領域を中心に熱を与えて、毛包をジワジワ温めることで、毛の抑制をするというメカニズムになっています。
引用元:メディオスターNeXT PROの効果・痛みに関して|ゴリラクリニック
この方法であれば、日焼けした後の落ち着いた肌や色黒の方でも基本的に脱毛できます。
この「蓄熱式(スライド式)」の脱毛法に関しては、医療レーザー脱毛と光脱毛のそれぞれにあります。
医療レーザー脱毛であれば、「蓄熱式ダイオードレーザー」の『メディオスターNextPro』がオススメです。
光脱毛であれば、『SHR式』がバルジ領域にアプローチする脱毛法に該当するので、オススメです。
【出典】Joelle
ちなみに、医療レーザー脱毛と光脱毛のなにが違うかという話ですが、一言で言うと
「出力(熱量)の強さ」
です。
照射パワーは、
医療レーザー脱毛>光脱毛
になっています。
また、レーザー脱毛は出力がかなり高いので、医療機関であるクリニックでのみ扱うことができます。
一方で光脱毛はエステサロンなどで主に扱われています。
どちらがいいのかについては、脱毛効果や痛み、肌色・肌質、脱毛部位などによって変わります。
そこで、メリット・デメリットをそれぞれ見てみましょう。
「蓄熱式ダイオードレーザー」のメリット・デメリット
『メディオスターNextPro』に代表される蓄熱式ダイオードレーザーのメリット・デメリットは以下の通りです。
✓ 脱毛効果が高い
(ヒゲは特に根強い毛なので、レーザーのほうが効果を実感しやすい)
✓ 通う回数が少なくて済む
✓ 麻酔の使用や医師の診断が可能
(薬の処方は医療機関であるクリニックのみが可能)
✓ 出力が高いので肌荒れ・肌トラブルのリスクが高い
(敏感肌の方などは肌が赤くなりやすい)
✓ 毛周期の関係で1回の施術の間隔を1~2ヶ月あける必要がある
(自己処理が不要になるくらいまでにするなら1~2年かかる)
✓ 光脱毛に比べて痛みが強い
(麻酔があっても痛みは普通にある)
光脱毛「SHR方式」のメリット・デメリット
✓ 痛みがほぼゼロで、肌にやさしい
✓ 通う期間が短くて済む
(毛周期を気にしなくていいため。)
✓ 色がかなり黒くてもOK!産毛も対応!
✓ レーザー脱毛に比べて脱毛効果が弱い
(施術回数を重ねる必要がある)
✓ ヒゲが濃いと効果を実感するまでに時間がかかる
このようにそれぞれメリット・デメリットがあります。
そのため、効果重視であれば、レーザー脱毛の「蓄熱式ダイオードレーザー」がオススメです。
ただ、効果よりも痛みや肌へのダメージを気にする方は、光脱毛の「SHR方式」がオススメです。
【おすすめのクリニックは?】
『ゴリラクリニック』または『湘南美容外科クリニック』
レーザー脱毛の「蓄熱式ダイオードレーザー」の施術を受けるというのであれば、『ゴリラクリニック』か『湘南美容外科クリニック』が個人的にはオススメです。
『ゴリラクリニック』は、男性専用のクリニックで、脱毛実績も数多く、芸能人の方も多数通っています。
施術スタッフも男性であるケースが多いです。
(女性の場合もありますが、カウンセリングの際にお伝えすれば男性スタッフが担当してくれることがほとんです。)
また、「蓄熱式ダイオードレーザー」含めて5つの脱毛機を使い分けるので、施術部位や肌状態に合った施術をしてくれます。
『ゴリラクリニック』の詳細について知りたい方はこちらをチェックしてみてくださいね!
もう一つは『湘南美容外科クリニック』です。
『湘南美容外科クリニック』は、全国に60店舗以上展開しており、脱毛実績はもちろんのこと、転勤などが多い男性でも安心して通うことができます。
ただ、施術スタッフは女性なので、その点は注意しましょう。
『湘南美容外科クリニック』の詳細について知りたい方はこちらをチェックしてみてくださいね!
【おすすめのエステサロンは?】
『ROLAND Beauty Lounge』か『メンズ脱毛figo』
光脱毛の「SHR」であれば、どちらも新宿にある『ROLAND Beauty Lounge』か『メンズ脱毛figo』がオススメです。
『ROLAND Beauty Lounge』は、今話題のローランドさんが、「かっこいい男性を生み出したい」という理念のもと開いた美容脱毛サロンで、ゴージャスで落ち着きのある空間で脱毛してもらうことができます。
ちなみに『ROLAND Beauty Lounge』で腕毛の脱毛をしたときの記事はこちらになるので、気になる方はチェックしてみてくださいね!
「メンズ脱毛figo(フィーゴ)」では、最新のオリジナル機器で、「SHR」と「IPL」の両方に対応しているので、肌状態やご希望によって選択することができるとともに、フレンドリーなスタッフが対応してくれます。
ちなみに、フィーゴでSHRを用いて、すね毛・太ももの毛の脱毛をしたときのようすはこちらにあるので、フィーゴが気になる方はチェックしてみてくださいね!
どちらも僕が足を運んだことのあるエステサロンで、施術の質、スタッフの対応はどちらもよかったので、都内の方や新宿にアクセスしやすい方にはオススメです。
また、その他の都道府県の方でお近くのクリニック・エステサロンをお探しの方は以下のページから探してみてくださいね!
【日焼け春~夏はオススメしません!】
脱毛するなら、秋・冬がベスト!
ここまでの日焼けとヒゲ脱毛の関係を考えると、メンズ脱毛は、秋冬にかけてがベストなタイミングです。
その理由は主に以下の3つです。
□秋冬は紫外線が少ない
□夏など露出が多い季節に合わせて脱毛できる
□予約が取りやすい
まず、秋冬であれば、「日焼けのせいで脱毛できない」ということは避けることができます。
春~夏場だと、施術期間中に日焼けして、予定していた日に施術できず、先延ばしになることも…。
そうなると、正直通い続けることがめんどくさくなりますよね…。
また、夏前はクリニックやサロン自体も混むので、予約を取りづらいです。
でも、秋・冬であれば通っている男性は少なく、かつ、クリニックやサロン側がキャンペーンなどを打っていることも多いので、通常より安く脱毛できるのも魅力です。
そのため、もしベストな季節を考えるのであれば、秋・冬がオススメです。
【日焼け対策で脱毛効果と安全性を高める!】
日頃からできる3つの日焼け対策ケア
日焼けすると、脱毛ができなかったり、肌荒れ・肌トラブルのリスクがあったりなどのデメリットがあります。
そのため、脱毛の効果や安全性をより高めるためにも日頃からしっかりと日焼け対策をする必要があります。
男性の日焼け対策には主に以下の5つの方法があります。
●日焼け止め
●メンズファンデーション
●マスク、サングラス、帽子
●ビタミンA・C・Eとリコピンを摂取
●ソラレンの摂取を避ける
それぞれについてサラッと見てみましょう。
✓日焼け止め
日焼け対策で一番馴染みがあるのが「日焼け止め」です。
日焼け止めのメリット・デメリットは以下の通りです。
●紫外線対策の機能が高い
●紫外線の強さによって使い分けられる
●行き先や用途によって使い分けられる
●1日2,3回ほど、ぬり直しが必要
●マメなケアができないと続かない
●肌に合わないと荒れる可能性があり
日焼け止めは選び方によっては紫外線対策の機能は強いので、日焼けを防ぐことができます。
ただ、脱毛クリニックやエステサロンの初回では普段から使用しているものを持参し、塗布する前にサロン・クリニックの担当者に相談するようにしましょう。
なぜかというと、肌の状態によっては、負担を減らすため日焼け止めを使用しないほうがよいケースもあるからです。
そのため、相談した上で許可が出たら、使用するようにしましょう。
✓メンズファンデーション
メンズファンデーションは少しずつ男性の間にも広まってきているアイテムです。
メンズファンデーションは紫外線対策にも実は有効なのです。
また、メンズファンデーションは日焼け対策に加えて、肌のシミやクマ、シワなどをカバーすることもできます。
そのため、商談のときなどに相手に好印象を与えるため、一時的に肌をきれいに見せたいという方にピッタリのアイテムでもあります。
そのため、紫外線対策のひとつとして、メンズファンデーションも検討してみましょう。
また、メンズファンデーションについては以下の記事で詳しく解説しておりますので、気になる方はぜひ一緒に読んでみてくださいね。
【青ヒゲ・シミをカバー!】おすすめメンズファンデーション3選【続きはこちら】
✓マスク、サングラス、帽子
一番カンタンに身につけられるアイテムは、マスクやサングラス、帽子です。
ただ、ビジネスマンやサラリーマンの方は、常にこれらのアイテムを身に着けておくことはむずかしいですよね。
また、これらのアイテムは日焼け止め効果が高いわけではありません。
言ってしまえば「気休め程度」の紫外線対策に過ぎません。
そのため、夏場などにレジャーに出かける際には、日焼け止め、またはメンズファンデーションの上に、上記のアイテムを身につけるのがおすすめです。
✓ ビタミンA・C・Eとリコピンを摂取
緑黄色野菜、肉魚類など普段の食事をちょっと意識するだけで日焼け予防対策ができます。
■ビタミンA
紫外線をうけた肌からダメージを防ぐ効果。
【例】たまご、レバーなど
■ビタミンC
黒くなったメラニン色素を白くする効果、抗酸化作用の防止、美白効果。
【例】ブロッコリー、みかん、レモン、キウイなど
■ビタミンE
活性酸素を抑える栄養素で、肌の老化や血行不良を防ぐ効果が期待できます。
【例】ナッツ、アボカドなど
■リコピン
メラニン量の抑制、赤みを引かせる効果。
【例】トマトなど
✓ ソラレンの摂取を避ける
ソラレンとは光毒性物質とよばれているものです。
食べ物や化粧品などに含まれており、ソラレンを摂取した状態だと紫外線を吸収しやすくなる作用があります。
そのため、朝方にソラレンを含んだ食べ物を摂取した状態で、日差しを浴びることはなるべく避けましょう。
【ソラレンを含む食べ物】
<柑橘類>
レモン・みかん・グレープフルーツなど
<その他>
キウイ、アセロラ、きゅうり、じゃがいも、パセリ、しそ、など…
さいごに
日焼けはヒゲ脱毛をする上でもしっかりと考慮しないといけない要因の一つです。
ただ、判断に困る場合は、無料カウンセリングでプロの方にチェックしてもらうことが一番確実です。
そのため、先ほどご紹介したクリニック、またはエステサロンで、無料カウンセリングをまずは受けてみることをオススメします。